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これから宅建資格の取得を考えている人にとって、そのメリットは大いに気になるところでしょう。
メリットをしっかりと認識していれば、宅建学習へのモチベーションアップにもつながりますしね。
宅建資格取得のメリットとして一般的によく言われるものとしては以下のようなものがあります。
宅建業者に勤務されている方限定のメリット
既に宅建業者に勤務されている方のメリットは大きく3つあります。
1.ただちに収入がアップする。
多くの宅建業者(いわゆる不動産屋さんのこと)では宅建保有者に対して毎月の給与に上乗せする形で宅建手当を支給しています。
つまり、宅建資格を取得すると、ただちに宅建手当分、収入がアップすることになります。
ちなみに宅建手当の金額は5000円から20000円程度が多いようです。
※宅建手当をもらうには単に宅建資格を取得するだけでは足りず、登録をして取引士証の交付を受ける必要があります。
つまり、実際に重要事項説明などができる状態になる必要があるということです。
※宅建手当の金額は大手の宅建業者ほど少なく、小規模な宅建業者ほど多い傾向にあると言われています。
これは大手の宅建業者では宅建資格の保有者の確保が比較的、容易で、逆に小規模な宅建業者では宅建資格の保有者の確保が比較的、難しいことが影響しているものと推測されます。
2.社内での地位向上につながる。
宅建資格を取得し、宅地建物取引士になると、取引上、最も重要な手続きの一つ、重要事項説明を行うことができるようになります。
さらに重要事項説明書や37条書面(ここでは、とりあえず、契約書のことだと思って頂いて結構です。)への記名押印もできるようになります。
(取引士でない一担当者は、自分が担当する取引であるにもかかわらず、重要事項説明書や37条書面に名前さえ記載されることはありません。)
つまり宅地建物取引士にとなれば、その瞬間から取引を進める上で「なくてはならない存在」になることができるということです。
また、宅建業法では宅建業者に対して事務所において従業員5名に対して1名以上の割合となるように宅地建物取引士を設置することを義務づけています。
これらの事情を考慮すれば宅建資格を取得し、宅地建物取引士になれば、それだけで社内での地位が向上することになるのも、当然なことと言えるでしょう。
3.お客さんからの信頼がアップする。
今はインターネットなどを通じて気軽に様々な情報を手に入れることができる時代。
お客さんだって宅建資格の意味ぐらい、十分、わかっています。
お客さんと最初にお会いした時には、どんな営業マンでも必ず名刺を渡しますよね。
その名刺に「宅地建物取引士」という文言が入っているか、否かでお客さんのあなたに対する見方は少なからず変わってくるはずです。
実際、私の講座の受講生だった多くの「宅地建物取引士」が「宅建を取ってから、お客さんの自分を見る目が変わった。」と証言しています。
つまり、最初からお客さんにある程度、信頼された状態から営業活動をはじめることができるということです。
宅建資格を持っているということが多少なりとも成約率などにも好影響を与えることは疑いの余地のない事実と言えるでしょう。
宅建業者に勤務されている方・勤務されていない方共通のメリット
宅建業者に勤務されている方・勤務されていない方共通のメリットは以下の4つです。
1.就職・転職に有利になる。
まず、宅建業者への就職・転職に際しては非常に強力な武器となります。
宅建資格を持っているということは宅建業の業務に関する最低限の素養を備えていることの証明になりますから。
また、上でも触れた宅地建物取引士の設置義務のことを考えれば、宅建資格を持っているという理由だけで採用されることも十分、考えられます。
実際、私の講座の受講生の中にも50代・業界未経験という決して有利とはいえない条件の中で、宅建業者への転職に成功された方が何人もいらっしゃいます。
次に宅建業者以外の会社等への就職・転職に際しても少なからず有利に働きます。
宅建資格を持っているということは
・法律の基礎知識を身につけている。
・地道な努力ができる人である。
という2つの事実の客観的な照明になるからです。
もちろん、宅建業者への就職・転職の場合のように宅建を持っているという事実だけで採用されるようなことはないと思いますが、世間一般でよく知られている資格であることから考えても、少なからず、有利に働くことは間違いないと考えます。
2.独立開業が可能になる。
宅建資格を取得すると宅建業者として独立開業することも可能になります。
(宅建資格を持っていなくとも専任の宅地建物取引士を採用することができれば、独立開業することは可能です。)
宅建業者としての独立開業は世間一般で考えられているほど、資金的、ノウハウ的なハードルは高くありません。
また、お客さん一人当たりの売上単価、利益率が非常に高く、マーケティング上の工夫を怠らなければ、比較的、軌道に載せやすいビジネスと言えます。
3.さらなる難関資格への足掛かりになる。
宅建資格を取得できれば、法律の基礎知識が身についたことになりますので、これを足掛かりにさらなら法律系の難関資格を目指すこともできるようになります。
法律系の難関資格としては比較的、手が届きやすいところで言えば行政書士、数年計画で臨むのであれば司法書士、不動産鑑定士、司法試験などがあります。
いずれの資格も取得するのは決して簡単なことではありませんが、取得することができれば、さらに人生の可能性が大きく開けてくることは間違いないはずです。
4.身に付いた法律知識を実生活に役立てることができる。
宅建資格を取得するために学ぶことになる法律知識は基礎的なものではありますが、それでも、その法律知識は実生活の中でも役に立つものです。
我々の人生では不動産取引に限らず、節目、節目で法律的な知識が必要になる場面(たとえば相続など)が必ず、訪れます。
もちろん、そういう場面では法律のプロに頼ることになるかもしれませんが、そのプロの話を理解するのにだって、法律の基礎知識は必要になるのです。
そういう意味では、宅建資格取得のための勉強はたとえ宅建資格を直接的に利用する予定がなかったとしても、やっておいて損のない勉強と言えると思います。
宅建資格取得のデメリット
「メリットがあればデメリットもあるんじゃないの?」と考えられることもいらっしゃることでしょうから、一応、デメリットについても言及しておきたいと思います。
デメリットと言えるほどのことか、どうかはわかりませんが、あえて言えば、資格取得のために費用がかかることでしょうか。
とは言っても、どんな資格でも取得するためにはそれ相応の費用がかかるものですが。
宅建資格を取得するための基本的な費用としては以下のようなものがあります。
受験料7000円
登録費用37000円
宅地建物取引士証交付費用4500円
これ以外に2年以上の実務経験がない方については登録講習費用(2万円前後)、取引士証の更新時(5年に1度)の法定講習費用15500年などが必要になります。
なお、ここに掲げたのは、あくまで宅地建物取引士証の交付を受けようとする場合に必要になる費用です。(受験料をのぞく。)
当面、宅地建物取引士として活動する予定がないのであれば、必要になるまで登録や、取引士証の交付を受けないというのも一つの選択です。
そうすれば、取引士証の更新の必要性などもなくなりますので。
宅建資格取得のメリットまとめ
一般論として宅建資格を取得するメリットは多岐にわたり、非常に大きいと言えます。
ただ、そのメリットを実際にどの程度、享受できるかどうかは、人それぞれの置かれている状況や今後の人生設計の方向性によって変わってきますので、その点を踏まえて資格取得の是非を検討して頂きたいと思います。
ちなみに私自身は宅建資格のほかに行政書士や1級FP技能士の資格を持っていますが、正直なところ、宅建資格ほど、取得するのにかかる費用や労力に対する見返りが大きい資格はないと感じています。
(つまり、費用対効果が非常に高いということです。)
就職・転職に有利なことを考えれば、人生設計上の大きな保険にもなりえますしね。
そういう意味では明確に必要性を感じない方をのぞいては、とっておいて損のない資格であると断言できます。
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