宅建FP、5つのポイントを徹底比較

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宅建とFPを比較する宅建とFPはどちらも人気の高いメジャー資格で難易度のレベルも近いため、何かと比較されることが多いです。

実際、私も両資格のことについて受験生の方から何度も質問されたことがありますので。

そこで、今回は宅建とFPの両資格を、ご質問を受けることの多い5つのポイントに絞って比較、検討してみたいと思います。

両資格に興味のある方は是非とも参考になさって下さいね。

宅建とFP、5つの比較ポイント

なるべく、客観的に判断しているつもりですが、どうしても主観が入っている部分もあると思います。

その点、あらかじめご了承の上、お読み下さい。

宅建とFPの難易度は?

ここでは話をわかりやすくするために宅建の難易度を10とした場合の各FP資格の難易度を示します。

1級FP技能士・CFP(R) 20
宅建 10
2級FP技能士・AFP 7
3級FP技能士 4

※1級~3級のFP技能士は国家資格、CFP(R)、AFPは日本FP協会が認定する民間資格

試験科目が違うため、単純比較は難しいのですが、宅建とFP両資格の合格者の意見を総合すると概ね、以上のようになるものと考えます。

同じFP技能士資格といっても、1級と2級では全く難易度が違います。

宅建の難易度は1級FP技能士と2級FP技能士の間、やや2級FP技能士よりのあたりに位置するものと考えてもらえば結構です。

ただ、この難易度の違いというのは、あくまで一般論です。
暗記が得意か、数学的なことが得意かで難易度の感じ方は変わってくると思います。

ちなみに私自身はどちらかと言うと暗記が苦手で、数学的なことが得意なので宅建と1級FP技能士の差は、それほど感じませんでした。

転職しやすいのは?

転職どんな会社に転職しようとしているのかで大きく変わってきます。

不動産業界であれば、圧倒的に宅建ですね。

ただ、FP資格もそれなりにプラスの評価にはなるでしょう。

お客さんの資金計画の相談に乗ったりする際に、FPとしての知識が生きてくることがありますから。

保険業界であればFPが有利になります。

こちらの業界で宅建が転職に際して、大きなプラス材料になることはまずないでしょう。

保険をのぞく金融業界であれば、ほぼ互角と言った感じでしょうか。

宅建の方がやや高く評価されるかもしれませんが(採用担当者も難易度の差は知っているので)それほど、大きな差はないはずです。

両資格を比較する場合、宅建はやはり特定の業界(不動産業界)への転職で強力な武器になるイメージです。

これに対してFPは宅建よりは広めの業界で、そこそこ使える武器になるといったイメージです。

そういう意味では、転職したい業界が具体的に定まっていない状態なら、まずはFP資格の取得を目指す方がいいのかもしれません。

独立しやすいのは?

独立しやすいのは圧倒的に宅建でしょう。

FPはしょせん、名称独占資格で、FP資格がないとできない業務というのが存在しませんから。

もちろん、FPとして独立して稼げている人もいますが、そういう人たちが稼げているのは優れたビジネスモデルのおかげでFP資格のおかげではありません。

したがって、何をやるかより、独立できることの方を重視したいのなら、迷わず、宅建資格の方を取得されることをお勧めします。

ダブルライセンスを目指すべき?

ダブルライセンスを狙おう不動産業界や金融業界へ転職したり、あるいは不動産業界で独立することを考えているのなら、宅建とFPの両資格を取得することは大いに意味のあることだと思います。

どちらの資格で得られる知識も近接し、また、お互いに補強し合うものなので、少なからず相乗効果が得られるはずだからです。

特に宅建業者として独立する場合などは、差別化の一つの切り口にもなりえると思いますので、独立の予定がある方は是非ともダブルライセンスを目指して頂きたいと思います。

同時取得は狙える?

宅建とFPはそもそも試験科目がほとんど、かぶっていませんので同時取得を目指そうとすると負担がかなり大きくなります。

したがって、たとえば、ある年の9月の2級FP技能士試験に合格し、さらに同年10月の宅建試験に合格することを狙うという意味での同時取得はできるだけ避けた方がいいと思います。

下手をすると、どちらも不合格ということに、なってしまいかねませんので。

しかし、たとえばある年の5月の2級FP技能士試験に合格し、さらに同年10月の宅建試験に合格するという意味での同時取得は十分、可能であると考えます。

2級FP技能士の勉強で培った勉強する習慣が、きっと宅建試験の勉強でもプラスに働くことになるでしょう。

いずれにしても実際に勉強の計画を立ててみて、無理がなさそうか、どうかを確認してから、同時取得を狙うのか、どうかを判断するようにして下さい

まとめ

・宅建の難易度は1級FP技能士と2級FP技能士の間、やや2級FP技能士よりのあたりに位置する。

・どちらが転職しやすいのかは、どんな業界に転職しようとしているのかによって異なる。
どんな業界に転職するのか決めていないなら、とりあえず、プラスの材料になる業界の範囲が広いFP資格の取得を目指すのが良い。

・独立しやすいのは宅建。

・不動産業界や金融業界で働くつもりなら、ダブルライセンスを目指すのは非常に意味のあること。

・同時取得を目指すか、どうかは実際に勉強の計画を立ててみてから判断すること。
無理をすると、どちらも不合格ということになってしまいかねない。

 

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