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先日、ある受験生の方から「宅建試験の各分野ごとの勉強時間って、どんな風に配分するのがいいのですか?」とのご質問を受けました。
なるほど、確かに宅建試験合格に必要なおおまかな勉強時間がわかっても、その効率的な配分方法がわからないと勉強のスケジュールの立て様がないですよね。
そこで今回は勉強時間の効率的な配分方法についてわかりやすく解説してみたいと思います。
もっとも効率的な勉強時間の配分とは?
まず、私が一般論として宅建試験合格に必要と考える勉強時間である350時間以上を確保できる場合の時間配分について。
この場合の勉強時間の配分は
権利関係8:宅建業法5:法令上の制限7
くらいでいいと思います。
具体的な勉強時間数で言うと
権利関係140時間:宅建業法:約90時間:宅建業法:約120時間
ということになります。
まず、一番、多くの勉強時間を割くべきなのは権利関係です。
権利関係、中でも民法については勉強が大変な上に得点もしにくいので「あまり熱心に勉強しても効率が悪いのでは?」との疑問もあるかもしれませんが、私はやはり、民法についてはしっかりと勉強しておくべきだと考えています。
民法は宅建試験で学ぶ他の全ての法律科目の基礎となるものだからです。
民法の理解なくして、他の法律科目のスムーズな理解はありえませんので、そのつもりでしっかりと勉強して頂きたいと思います。
次に多くの勉強時間を割くべきなのが法令上の制限です。
法令上の制限については法律科目数が多く、また、苦手とされる方が多いため、あとから振り返ると「一番、たくさん勉強時間を使った」と言われる方が多いのですが、決して勉強効率がいい分野ではないので、あまりに多くの勉強時間を割くべきではないと考えます。
なるべく重要論点に絞った効率のよい勉強をすることによって、勉強時間をかけすぎないようにしましょう。
最後にもっとも勉強時間が少なくてもいいのが宅建業法です。
宅建業法は出題数こそ20問と、もっともボリュームの大きい分野になっていますが、含まれる法律は宅建業法と特定住宅瑕疵担保責任履行法の2つだけで法令上の制限などから比べると勉強の範囲が非常に狭いので、あまり多くの勉強時間をかける必要はありません。
宅建業法は理解しやすく、勉強していても楽なので、ついつい勉強時間が増えてしまうという方も多いようですが、決してその楽さに身を任せてしまわないこと。
楽なことばかりをしていて、合格に必要な学力が身に付くことはありませんので。
勉強時間の確保が難しい場合はどうする?
仕事などが忙しく勉強時間を350時間以上、確保することが難しい場合には、権利関係の勉強時間の配分を減らして、宅建業法の勉強時間の配分を増やすようにして下さい。
たとえば勉強時間を300時間しか、確保できないという場合の配分はこんな感じにするのが良いでしょう。
権利関係115時間:宅建業法80時間:法令上の制限105時間
勉強時間が十分に確保できない場合、より得点しやすい分野の勉強の比重を高めることによって、少しでも合格できる可能性を高めようということです。
ただし、権利関係、特に民法の勉強が不十分になる分、他の法律科目の理解もあやふやになりやすく、合格できるかどうかは、かなり運任せの部分が強くなりますので、その点、あらかじめ、ご了承ください。
勉強時間の配分についての注意点
なお、ここで取り上げている勉強時間の配分はあくまで勉強のスケジュールを立てる時点でのものと考えて下さい。
実際に勉強を進めて行けば、特に試験の直前期などにおいては、「得点の伸びしろのある部分」により多くの勉強時間を配分すべき場合も当然、あります。
そういった場合は計画した勉強時間の配分に縛られることなく、柔軟に対応するようにして下さいね。
まとめ
・勉強時間の配分は一般論としては権利関係8:宅建業法5:法令上の制限7ぐらいがもっとも勉強の効率が良い。
・仕事などが忙しく勉強時間を350時間以上、確保することが難しい場合には、権利関係の勉強時間の配分を減らして、宅建業法の配分を増やすようにする。
・計画時点の勉強時間の配分に縛られ過ぎないこと。
特に試験直前期においては「得点の伸びしろのある部分」により多くの勉強時間を配分するなど、柔軟に対応すること。
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